駄目シンガーと駄目ロッカー
「なんか……赤くね!?」


「赤が好きだから。」


カーテン、絨毯、冷蔵庫、ソファー、部屋のライト……

全体的にあたしの部屋は赤い。



「女の子の部屋って、もうちょっと可愛い感じかなぁ〜って…」

そこまで言うと来太はあたしの様子を伺った。


「いいでしょ!赤が好きなんだからっ!!」
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