大好きって言ってよ

不釣り合い

優哉は、家まで送ってくれた。

「ありがとう」

「いえいえ」

優哉は、笑って言った。

優哉の

口の傷が……

「優哉、うち寄って行きなよ」

「え?」

「傷!消毒しないとさ…」

「大丈夫だって、このくらい!」

「ダメっ!」

「大丈夫だから」

「…優哉…それぐらいさせて」

守ってもらったのに…

何もできないなんて

彼女として…

最低。

「じゃあ、お願いします」

可愛い。

「了解」

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