大好きって言ってよ
いつのまにか、

私は寝ていた。

「美香~もう1限終わった。教室行こう」

「ん~…」

優哉は、私の手を引いて

教室に向かった。

「お~優哉!サボりじゃん」

「まあな」

「てか、なんで佐藤と一緒に居んの?」

…そういえば、付き合ってること言ってないじゃん。

「俺ら、付き合ってるから」

優哉は、Vサインをしながらそう言った。

「マジかよー優哉と佐藤!?」

「にあわねー」

周りはそう言って

笑った。

うちも好きだったのにー

とかそんな声も聞こえた。

地味な佐藤と

ヤンキーの早乙女…

とかも言われた。

中でも

悲しかったのは

『不釣り合い』

その言葉だった。
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