大好きって言ってよ

決断

次の日

優哉が迎えに来てくれた。

「優哉!?」

そこにいた優哉は―――――

黒髪だった。

「どうしたの?」

「…ヤンキーは美香に合わねーんだろ?」

「……」

「だから、染めた!」

「いいの…?」

「ああ…美香と付き合うためだから」

優哉の目は

偽りのない

真っ直ぐな瞳だった。
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