大好きって言ってよ
―美香side―

お母さん…

何やってんだろう。

優哉と……

私は、部屋の窓からその様子を見ていた。

さすがに声は聞こえなかったけど

2人の様子が明らかにおかしかった。

優哉にメールしよう!

「お母さんなんだってー?」

10分…20分…30分…

1時間…3時間…

朝になっても

返事が返ってくることはなかった。
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