大好きって言ってよ
ついに

私は、聞くことにした。

「優哉…」

「あ゛?」

…怖い。

私は、脅えてしまった。

怖いと思ってしまった。

「あ~…わりぃ…なに?」

「あ…うん…」

おそるおそる

口を開いた。

「優哉…私のこと好き?」

声はかすれていた。

震えていた。

「好きだよ」

自信をもった声。

優哉…

その言葉、信じていいよね?
< 159 / 201 >

この作品をシェア

pagetop