大好きって言ってよ
好きだったらどうして…

拒むの?

もう2年だよ。

おかしいよ……。

そんなことを考えていると

優哉が、こう言った。

「今度、お母さんたちに挨拶しに行くよ」

「え……?」

「いつまでも、隠して付き合ってるわけにもいかないから」

優哉は、

冷静に言っていた。

でも、その分

怖かった。

どんな言葉で

どんな表情で

お母さんたちは

優哉を責めるだろう。
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