大好きって言ってよ
「彼氏ってなんだよ!」

耕哉は暴れだした。

そして、私の胸倉を掴んだ。

「お前、キスしたよな!俺の女だろ?何、他のやつと付き合ってんだよ」

…耕哉と付き合ってるつもりはない。

怖いよ。

「なにやってんだよ!」

その声が聞こえたと思ったら、

耕哉は…

地面に倒れていた。

どうやら

優哉が殴ったようだ。

「…優…哉…?」

声が震えていた。

怖くて

足も震えていた。

< 97 / 201 >

この作品をシェア

pagetop