『はな』と『つぼみ』
葉菜と出会ったのは、合コンだった。彼女が欲しいと嘆いていた入社したばかりの会社の同僚の湯月が先輩の計らいで開かれた物だ。

俺は湯月に巻き込まれての参加。女性陣を集めた先輩から、男性陣の人数集めを任命されたのが湯月。

そんな湯月に人数集めで無理矢理参加させられてしまったのだ。

正直、この頃の俺は付き合っていた彼女と別れたばかりで、暫くはそういうのはいらないと思っていた。

なんとなくノリで付き合ってマンネリ化して別れる。いつもこのパターン。

こういうマジックテープみたいにくっついたり離れたりする人間関係にうんざりしていた。

そんな時に開かれた合コンに葉菜がいた。
葉菜と出会った。
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