故蝶の夢

次の日は基礎になる教室に分かれて集合だったので、朝っぱらからフラフラとＪクラスってとこに向かいました。
寝不足でした

ドサンコのせいで。

昨日帰ってからドサンコから電話で呼び出され、晩飯を食いに行きました。
きっちりワリカンされました。
その後、私の家から徒歩５分の範囲にドサンコの家がある事が分かり、来いと言うので、気乗りしないが行きました。

すると……！

てな事はもちろん起こらず、ドサンコが食った女の武勇伝やら、頼んでも無いのに写真やらを見せられ、気付くともう夜中です。

帰る、と言う私に、送るよ、と言う彼。

近いし悪いわぁ、と社交辞令を言うアタシに、そうか近いしいいよな、と正直に言うオマエ。

ゴルァ！私の拳で整形したろか！

とか、引っ込み思案な私はもちろん言えず、引き攣り笑いしながら一人帰りましたよ。

ドサンコ…ええキャラしとるやんけ…



て事で寝不足の頭で、フラっと入った教室に、またもや新しい男前を発見！王子とは違うワイルドタイプだったけど、昨日の教訓を活かして、ガッチリ隣をキープ！
そして調子に乗って話しかけました。
どこから来たの？とか、ほのぼのした会話をしてると、先生が入ってきて

先生「Ｆクラスはみんな揃ってるかぁ〜？」

あばばばばば

教室間違えちゃった♪

背中丸めながらコソッと出ました。

後ろのワイルドメンを振り向けませんでした。
悲しくて。