下から見た景色
チャラ猫「それは無理だ!この組はシステムがしっかりしている為に息子の俺でも簡単に会えない」



タマオ「やっぱり優勝するしかなかったんだな」



チャラ猫「だから俺が少しでも情報を仕入れようと思ってよ!実はレンと親父の会話を盗み聞きしたんだ」



チビ太「本当か?どんな内容だった」



内容はこうだった…



フィクサー「優勝おめでとう!うちのシマでどんなシノギがしたい?」



レン「シマもシノギもいらない」



フィクサー「ん?じゃあ何だ?」



レン「金色…」



フィクサー「金色?」



レン「金色の猫じゃらしの地図をくれ」



フィクサー「なぜそれを知っている?」



レン「優勝すれば何でも良いんだろ?地図をくれよ」


フィクサー「地図は半分だけだから意味がないぞ」



レン「俺には意味はあるんだよ…それともこの組は約束守らないのか?」



フィクサー「分かった…地図をやろう」



そしてレンは地図を受け取った。



レン「ところで!もう半分の地図は何処にある?」



フィクサー「ハマのシマ持ちである兄弟猫が持っていると聞いた事があるが」



レン「ハマの兄弟猫かぁ」



フィクサー「ただ簡単には手に入らないぞ!あの兄弟猫は一筋縄じゃいかないからな」



レン「元々普通の旅じゃない…じゃあな」



そしてレンはハマに向かった…



タマオ「ほぉハマの兄弟猫かぁ…聞いた事がある」



チビ太「本当に?じゃあレンより先に手に入れないと」



タマオ「目的地が決まったんならグズグズしてらんねぇ!行くぞ」



チビ太「おう!」



チャラ猫「気を付けてくれ!少しは役に立てたか?」



タマオ「少しどころじゃねえよ!大有りだよ」



チビ太「ありがとな!親父さんの後を継げるよう頑張れよ」



チャラ猫「あぁ…あんたらに負けないよう頑張るよ」



チャラ猫と握手を交わしハマにいる兄弟猫のシマへ…
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