下から見た景色
ニャーニャー叫び老人の周りをぐるぐるしていたら少し微笑んで僕達に話掛けてきた…



老人「お前達は道に迷ったのか?お爺ちゃんはもう疲れたから死のうと思うんだよ!だからお爺ちゃんに助けてもらおうと思ってもダメだよ」



やっぱり!



僕達は道に迷った訳じゃない!



お爺ちゃんを助けたいんです!



チビ太・タマオ「ニャー!!」



「分かった分かった!一回道路に出よう」



お爺ちゃんは勘違いしたらしく僕達が道に迷ったのとお腹すいたと思ったみたいだ!



まぁ確かにお腹すいたけど…



そんな事よりお爺ちゃんを樹海から出しただけ成功!



樹海から近くの食堂に向かい御飯を買ってくれた…



老人「お前達は可愛いなぁ…お爺ちゃんにも可愛い子供と孫が居るんだよ」



老人「でも息子は共働きで忙しく!娘は嫁に出た身で大変みたいで遊びに来ないし…お婆ちゃんには先に逝かれてしまってなぁ」



老人「お爺ちゃんが生きてると逆に子供達に迷惑なんじゃないかと思って…」



迷惑?



そんなのあるはずない!



もっと家族はコミュニケーションを取らないとダメだ!



今の日本は高齢者社会で更に数年後は大変だろう…



なのに介護士の人数が間に合わない!



キツい仕事を避けてる日本人がダメなら外国人で一生懸命働く人材を育て上げ介護に回すべきだ!



そうすれば日本の若者は自分達の怠け者ぐあいに気付き働き始めるはず!



しかも介護は大変な仕事にもかかわらず給料が安いらしい…



動かない役人に高給出すなら介護士に出してやれ!



とにかく今現在一人のお爺ちゃんが死のうとしている世の中を改善してもらいたい!



僕は何だか妙に悲しくなりお爺ちゃんにゴロゴロ甘えていたら二台の車がやってきた…



なんと!
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