下から見た景色
部屋に着くと一面お花畑になっていた。



その中央部分に金色に光り輝く猫じゃらしがある。



これかぁ…



長く険しい道のりだった。



この旅で得たものが沢山あったけど失ったものも大きかった…



僕は色んな事を思い出しながら一歩ずつ進んだ…



そして目の前に金色の猫じゃらしが…



僕は思い切って金色の猫じゃらしに戯れた。



「太郎君が生き返りますように」



…これで良いのかな?



数日後に願いが叶うらしいが…



他に戯れ方があるのかなぁ?



もしかして抜くのかな?



…抜けないなぁ




そんな疑問を思っていると…



ガバッ



うわ!なんだ?



なんと!お花畑からレンが起き上がってきた!



レン「ふぅあ〜よく寝た」



チビ太「なんでここに居るんだ?まさか!?」



レン「よお!そのまさかだよ!先に金色の猫じゃらしに戯れさせてもらったよ」



なんて事だ…



先に着かれていたなんて…


今までの苦労が水の泡じゃないか…



タマオさんは命まで懸けてくれたのに…



太郎君…タマオさん…ゴメンなさい。



レン「悪いな!スグに戯れたんだけどイマイチ実感が湧かなくてよ!そしたら何か眠くなったから金色の猫じゃらしを抜く前に寝ちゃったんだよ」



そしてレンが目の前で金色の猫じゃらしを抜いた!



金色の猫じゃらしは抜かれた瞬間に光り弾けて消えた。
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