下から見た景色
よし!



間に合いそうだ!



あの交差点を右に曲がってスグのはずだ…



よっしゃあ!



太郎君が居た!!



まだ無事だ!



ヤバイ!



車が来やがった…



チビ太「ニャー(太郎君)」



ちくしょ〜



間に合わない!



夢でもこんな仕打ちか!



ふざけんな!



ダメだ!



チビ太「ニャー(太郎君)」



………



………



太郎「あれ?チビ太どうしたの?」



ん?



あれ?



太郎「ニャーニャー泣きながら走ってきて」



太郎君が無事だ…



満面の笑顔で太郎君が「はい!チビ太にあげる」



あの花をくれた…



僕は頭が真っ白だ…



太郎「一緒に帰ろ」



太郎君は僕を抱っこしてくれた…



匂いは完璧に太郎君だ…



なんでだ?



夢だから?



現実で太郎君を引いた車が交差点で信号待ちをしている。



車内を覗くと…



うそ!?



なんと車の助手席にレンが乗っている!!



そのまま車は青信号になったので去っていた…



レンは最後までこちらを見てニヤニヤしていた。



そのまま太郎君に抱っこされて僕は帰宅。



夢なら覚めないで欲しい…


すると時間が止まった!



なんだ!?
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