下から見た景色
なんとレンは加害者の家で飼われていた猫だったのだ。



事故の日は自宅に上司が遊びに来ていたらしく皆で酒を飲んでいた。



途中でつまみが無くなったので近くのコンビニに買い物に行く事に…



しかし妊娠中の奥さんに頼むのは無理だし歩くと時間がかかり上司を待たせる事になってしまう…



結局酒を飲んでいたが近くだから大丈夫だろうと軽い気持ちが出て本人が運転してしまい事故に繋がったらしい。



レンは飲酒運転をする主人を止めさせる努力を怠ったのを悔やんだ。



得意の鍵で戯れたフリをして隠せば済んだからだ。



だからレンは金色の猫じゃらしを手に入れて時間を戻し主人の過ちを止めたかった。



そしてレンは金色の猫じゃらしを手に入れて時間を戻し主人自体に酒を飲ませないようにしたみたいだ。



ニャン神「どうじゃ?意味は分かったじゃろ」



チビ太「じゃあレンは僕が被害者の飼い猫って知ってたんですか?」



ニャン神「うむ!途中から知ったみたいじゃな」



だから最後に「またな」って言ったのかぁ…



ニャン神「今回はお互い主人の為に行動したのが良かった。普通は主人とか関係なしに自分だけの事を願うもんじゃがな…」



チビ太「そんなもんなんですかね…」



ニャン神「今回お前ら二匹は不思議な力で引き合わせたのかもしれないのぉ」



チビ太「あっ!時間が戻ったって事は捕まったり死んだりした猫達は居るって事ですよね?」



ニャン神「いいや…時間が戻っているのは人間だけで猫は何も変わらないのじゃ」
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