バスの中の恋
第二章 謝罪
バスを降りて、別のドキドキを引きずりながらゆきと学校に向かう




ゆきとは教室の前で別れ、



あたしは教室に入った




「おはよう」




友達に挨拶をする




「珍しいじゃん、ゆきが一緒なんて」



教室まで一緒だったのを見てたのか、幼なじみの慎悟が話しかけてきた 




あたしはカバンを置きながら 



「珍しく早く起きれたんだって。だから一緒だったの」




「確かにそれはダブルで珍しいじゃん」


あはは、と笑いながら慎悟が言う 



カバンから教科書などを取出しながら 
あの人のことやゆきのことを考えた 




「気付かれたかな?どうしよう…」



そんなことを悶々と考えていてた



「うん。ゆきに全部話そう」



SHR中ずっとそのことを考え…



ゆきに話すことを決めた










昼休み 



メールでゆきを屋上に呼び出した 




「何?どうかした?」



屋上に上がり、あたしを見つけると聞いてきた 




風になびく髪を抑えながら


「ごめんね。いきなり呼び出して…」



「ううん、別に良かったけど」



「ゆきに言わなきゃいけないことがあるの…」




あたしはゆっくりと、好きな人ができたこと、 


バスで見るあの人のこと、

いままで隠してたこと、 

全てを話した…

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