バスの中の恋

あたしは豊実中学の2年生


名前はさち。坂城さち。　


家族は父、母、姉の4人家族　



でもお父さんは単身赴任で家にいないし、



お母さんは病院で働いているからお父さんと同じであんまり家にいない



姉さんは高校に入って人が変わった　



いわゆる不良になった



ガンガン濃い化粧をして夜遅くまで帰って来ない




学校にも実際あんまり行ってないと思う




だからあたしはいつも家に１人



淋しくはない。



はっきり言って慣れた。



それに家に誰もいないから友達も簡単に呼べる



それはあたしにとってラッキーなこと



だからあたしの家は幼なじみの奴らが常にいる



たまにクラスメイトとかもいるけど


よくいるのは幼なじみの奴ら



特にゆきは幼なじみでも特別な存在



幼稚園、小学校、そして今通ってる中学校が同じ
しかも家がすぐ近くにある


だからどこに行くにも一緒だった





でも…今は違う



ゆきは朝が苦手でなかなか起きられない



中学に入ってからはお兄さんがゆきを学校に送ってる



だからあたしはゆきとは別にバスで通うことにした



最初はゆきが居ないことに慣れなかったけど



それもしばらくしたら普通になっていた




あたしは自分が思っている以上に、順応性が高いらしい…