バスの中の恋
いつのまにかあたしの手に握らされた、メモ用紙にはあの人………上條くんの名前と






携帯の番号、






メールアドレス 






そして最後の方に







『出来れば、メールほしいな…』





そう書いてあった 




あたしはその紙を大事にしまい 




自然と笑いがあふれた





美央さんは首をひねり




「どうかした?」




と聞いてきたけど 





あたしは答えず、『ふふふっ』と笑った 














美央さんと別れてあたしは家に帰った 




「あっ、お帰り〜」




「ただいま〜」




ん?誰かいる? 
つられて返事をしたけど、誰もいないはず…




リビングに行くとゆき、紫音、慎悟の幼なじみトリオがいた 





「なんだあんた達か…
なんで、あたしより先にあたしの家にいるの?」





「さちの家の鍵なら置き場所知ってるよ〜」




ゆきが明るく言った 



「あっそぅ」




「なんだは、ないだろう〜」




そんな、慎悟の言葉を聞き流しながら自分の部屋に戻った


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