バスの中の恋
その時のアキラは今とは正反対でおとなしい子だった


「はーい、静かに!今日は新しい友達が増えます
アキラくん入ってきて」



アキラは先生に促されて入ってきた




「小さい」



最初に思ったことがそれだった…



「自己紹介して」



「カンザキ アキラです」



黒板に先生をアキラの名前を書く




神崎アキラ



「じゃあ、上條くんの隣に座って
上條くん、手をあげて」




言われたように手をあげる


アキラはゆっくり歩いてきて



「よろしく」



隣に座った





それから席隣ってだけで学校の中を案内したり



勉強を教えたりした



しばらくはみんなアキラと仲良くやっていたけど、



ガキ大将みたいな奴…『雄矢』がアキラをいじめ始めた




理由は雄矢が好きな女の子がアキラを好きになったから…


アキラはその頃から女の子から人気があった

小さいけど、顔は良いし、スポーツも出来た


それを面白くないと思う奴もたくさんいた

最初のいじめは物が無くなるから始まって、だんだんエスカレートしていった
……


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