バスの中の恋
教室に入って自分の席に座る



まだ先生は来ていない





ぎりぎりセーフかな?




「どこ行ってたんだ?」



「ん?屋上」



「なんで?」



「んー、なんとなく?
結構気持ち良かったよ」




「そっか、よかったじゃん」



慎悟と話してると先生が入ってきた 










SHRが終わると同時にゆきと紫音が入ってきた




「どうした?そんなに急いで」



あたしと慎悟が聞く





「バス研修、一緒の班になろう」




ゆきと紫音が一緒に言った



「なんで?クラス違うじゃん」



「先生が『クラス関係なく班を決める』って言ってた」




「ふぅん。そんな話し出たっけ?」




「いや、聞いてないけど」


「ねえ、男女一緒でもバラでもいいんだって
一緒の班になろう?」




「ねえ!」と迫ってくる




あまりの勢いにあたしと慎悟は頷いた




「やったー。絶対約束だよ」




「またねー」と出ていく二人を見ながら 



「スゲーな、あいつら」




「うん」


あまりの勢いにあたしたちは、それしか言えなかった


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