バスの中の恋
「うわっ、もうこんなに暗い」




あたしは急いで帰る準備をした




バス停の時刻表を見るとバスがまだ1本残っていた




しばらくしてそのバスが来た




それに乗ると




「あっ」




あたしが乗ったのと同じくらいに誰かが声を出した




その声の人を捜すと





あの人がいた




あたしはあの人の近くに座った




「こんな時間まで部活やってるの?」




上條くんが話しかけてくる



「今日はたまたま遅くなったの
いつもはもう少し早く帰ってるよ」




「そうなんだ
でも大変そうだね部活」




「うん。最初の頃はかなりキツかったよ
上條くんはなんでこんなに遅くなったの?」




「俺?俺は委員会だったから」




「へぇ、なんの委員会?」



「体育委員会
もうすぐ研修があるんだよだから、いろいろ決めなくちゃいけなくて」




「そっちの方が大変そうだね」




「あ〜確かにそうかも」




いろんな話をした







「あっ、あたし次降りるね」




そう言ってボタンを押す




「たくさん話せて楽しかった
またね。バイバイ」




「こっちも楽しかったよ」



そう言ってあたしはバスを降りた


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