バスの中の恋
少し赤い顔して入ってきたあたしを見てゆきはどうしたの?と近づいて、聞いてきた 




「なんでもない」


そう答えて自分の席に着く




「好きな人と目があったんだ
げど実はその人は友達を見てたんだよね。
ちょっと自意識過剰になっちゃったんだ」




なんて言えるわけないよ…てゆうか絶対言えない




胸の中でつぶやき、小さいため息をこぼした






その日は1日中
何もかも手に付かなかった… 




授業中でもうわの空




当てられても気付かないし、小テストでもぼんミスの繰り返し




もう本当に朝の出来事だけでダメになる自分が嫌になってくる





放課後になりあたしは帰る支度をはじめた




そこにゆきが来て
「もう帰るの?部活は?」



帰る支度をしているあたしを見て言った


「今日は帰るよ、具合悪いから」



嘘ついて部活を休む




「へぇ、じゃあ久し振りに一緒に帰らない?」




あまり時間が合わないあたしたちは久しぶりに一緒に帰った 

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