赤い糸

抱きしめたくなってしまって


けど嫌われるのが怖くて


「じゃ、また明日な」


「あ…っうん、またね」


靴を履き替えて、急いで歩いた。


赤坂のそばにいると気持ちが抑えられなくなって


自分でもよくわかんなかった。


「草太くん…!!」


「―ッ!!」


赤坂の声に振り返る。


「もし、突然会えなくなって…それでもまた出逢えたら、結婚してくれますか!?」


一瞬、赤坂が何を言っているのわからなかった。

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