赤い糸
忘れない
―あの日の思い出
名前も、顔も同じ。
仕草や、シャンプーでさえ…変わらないというのに。
赤坂は俺のことを知らない。
ただ、中学校で初めて会ったクラスメイト、だけ。
「やっぱさ、新しい恋しようぜ?」
「遠慮しとく」
「おいおい…」
俺は赤坂以外見れない。
もし本当に運命の赤い糸なんて物があるなら、きっと俺は赤坂と繋がってる。
…そう、信じてる。
学校が終わり、1人の帰り道。
そんな時はいつも、あの日を思い出す。
抱きしめた体。
頬に触れた柔らかい髪の毛。
仕草や、シャンプーでさえ…変わらないというのに。
赤坂は俺のことを知らない。
ただ、中学校で初めて会ったクラスメイト、だけ。
「やっぱさ、新しい恋しようぜ?」
「遠慮しとく」
「おいおい…」
俺は赤坂以外見れない。
もし本当に運命の赤い糸なんて物があるなら、きっと俺は赤坂と繋がってる。
…そう、信じてる。
学校が終わり、1人の帰り道。
そんな時はいつも、あの日を思い出す。
抱きしめた体。
頬に触れた柔らかい髪の毛。