赤い糸

―俺が見つける

放課後、俺は赤坂の家に向かった。


深呼吸して、インターホンを押す。


『…はい』


「あの、僕…麻希さんの友達なんですけど」


『麻希の…?ちょっと待っててください、』


「はい」


少しして、雰囲気が赤坂に似ている女性が現れた。


「どうぞ」


「ぁ…お邪魔します」


初めて入った赤坂の家。


それが、こんな理由なんて…。


「紅茶でいいかしら」


「お構い無く。あの、話を聞きたいんですが」

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