赤い糸
「そんなことないです!」
「あなたに何がわかるの?!」
「っ…ご家庭のことはわかりません。でも、赤坂はお母さんのことを尊敬してました。私もお母さんみたいになるの、って…」
「―…ッ」
そう、あの赤坂が自殺なんてするはずがない。
やっぱりそう思えてくる。
「もっと詳しく教えて下さい。警察の人が言っていたことなども…」
「うぅん…頭が混乱していたから…あ!」
「何か思い出しました!?」
小さなことでもいい。
俺が赤坂を殺した奴を、見つけてやる―!!