赤い糸

ヒヤリと首に何かが当てられる。


「どこにも行かせないよ?…草ちゃんは、まこのって…言ったでしょ?」


「…ッ」


「これからここで、まこと2人で住むの。まこと草ちゃんは運命の赤い糸で結ばれてるんだから」


「真琴ちゃん…?」


運命の赤い糸で結ばれてる?


―――まさかッ!!!!


「…真琴ちゃんが、麻希を…?」


ふふふ、と笑う声。


「あの人が変なこと言うから、お仕置きしただけ」


手を取られて、小指に赤い糸が巻かれる。

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