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「なつみ」


と、聞き慣れた女の子の声がして「んー?」と振り向く

そしたら、ばほんと音を立てて何かが顔にぶつかり顔全体に痛みが走り私はゆらゆらとよろける。


「ナイ顔面きゃっち!」


と、その女の子が言えば顔にぶつかった何かがぱふんと音を立てて廊下に落ちて


私が振り向いた場所にいる片手の親指を立てて笑う友人が視界にはいる。


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