xx
「さなちゃん」

満面の笑みの友人…いや、さなちゃんはにこにこと私の元にやってくる。


まわりから、くすくすと笑い声がもれるのは私が今、何かを顔面きゃっちをしたからだろう。


その笑いに恥ずかしくなった私はうっと俯く。


うつむいたら緑色の廊下と「あんぱん」と袋にかかれたパンが落ちてあり


さなちゃんが私の顔に投げたのはこれだろうとパンを拾う。


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