evidence
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終わったとき、僕は氷のビショージョとともに消える。
それは徐々にではなくて、一瞬のこと。
いや、一瞬というのはおかしい。
そこには時間がないのだから。
僕は違う世界に行くかも知れなくて、または、同じような世界に再び行くのかも知れなくて、あるいはもう、どこにも行かないのかも知れなくて。
違う世界は全然違っているのもあるかも知れない。
物質を構成するものが違うから。
僕たちとは違う何かがあって、僕がとらわれて想像できない、何かが起きている。
僕たちが生きている世界とは違うものを基盤として回っているかも知れなくて、あるいは回っていないのかも知れなくて。
もしかして、そこが天国かと思ったけれど、僕たちが生きる世界の善悪とかいう人間が勝手に決めたような俗なものは、そこには関係なくて。
僕はそこに行けないのかも知れない。
構造が違うから。
僕の頭では考えられない世界なのかも知れない。
構造が違うから。
別のクウカン。
時間が同時に進行しているわけじゃない。
僕らの世界で例えて言うなら、ねじれの位置にあるみたいな感じ。
もしかしたら、平行なのや、交わってるのもあるかも知れない。
まあ、僕らの世界にあるもので考えてみたところで、それが本当に適応されるかは分からないから、どうとも言えないけれど。
だからとらわれてるんだよ、僕は。