梟~幼少編~
我儘だったり、心配してみたり。
こいつどういう…。

「威白さん!もうそろそろ出発しないと」

玄関には武隊の者が立っていた。

「お父さん仕事なの?」
「ああ。ごめんな梟悦。今日から翼飛の所にお泊まりだ」
「えっ…」
「じゃぁ、翼飛頼んだよ」

そう言って威白は出かける支度をし旅立っていった。

玄関で見送った梟悦と翼飛の間に微妙な空気が流れる。

「さ、帰るぞ」

そう言って翼飛は再び梟悦を持ち上げ強引に連れて行った。
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