SUNRISE 短編
それでもいいと思ったんだ。
体だけでもいい…
もしかしたらいつか零は
私を彼女にしてくれるかもしれない
なんて少しの願いを込めてセフレになった
週2でヤるようになって2週間目、
零はいつになく真剣な顔で
話しかけてきたことがあった。
その内容はセフレという関係の確認。
どんだけ私と付き合いたくないのよ
なんて笑いながら言った私。
すごく傷ついたんだよ。
最初からわかっていたことだけど…
彼に愛がないことを思い知らされた
けど私はやめない。
零に触れられるだけで
本当に幸せだから…
零が来るのを晩ご飯を作り
待ってる新婚の様な生活
それだけでいい。
もしかしたら明日さよならしなきゃ
いけないかもしれない
いつ零から関係を絶たれるか
わからない
毎日不安だらけだけど
零と1つになったらそんな
不安なんて消え去るんだ。