Cry!Cry!Cry!
君の偉大さ
~Yumi~
さぁ、2年生に進級したあたしたち。
ヒカルくんとの距離も縮まらず
浅見千尋というライバルの存在もぶっちゃけ忘れていて
もぅ大丈夫なのか?っと思いながら
高校という名の青春も残り2年と迫ってきてしまった。
まぁ、上手くもない前節はここで終わりにして・・・
「はるかぁ~。あたしらまた同じクラスになると思う?」
隣でチュッパチャップスをなめる晴香は
まだ表示されてないボードを眺めて言った。
「ムリじゃん?」
「あっそう…。」
「だって、ひっ付きすぎたじゃん。
また中学みたいに2年になったらクラス別れるんじゃん?」
晴香は冷静に言った。
まー、よく意地悪な先生は仲良し同士を別々のクラスにするよね。
「2年は平穏な生活を送りたいなぁ。」
「これ以上の平穏を求めてどうするの。
マジ暇人になっちゃうよ。」
そう取りとめのない話をしているとボードに張り紙が張り出された。
クラス発表の紙に集まる生徒たち。