Cry!Cry!Cry!


「いやぁ~、いいねぇ。


 海が近い学校って!すぐそこ海!」




なんつー気楽な人なんだ。。。




「あの・・・職業は何してるんですか・・・?」



ん?っとした顔で男の人はあたしを見る。





「人を笑顔にさせる仕事だよ♪」




なんつーとっびきりスマイル。。。



よく分かんないけど本人が一番楽しそうだから


他の人も楽しく感じるって事なのかな??




「それにしてもいいなぁ~。


 輝はこんな良い環境で毎日を送っているのかぁ。


 うらやましいなぁ~。」




「あの・・・ヒカルくんはどんな子なんですか?」



なんか真面目っぽい言い方だったかな?



男の人はニコッと笑った。



「輝はイイ子だよ♪」


「えっと…もっと具体的に・・・」



「気になるなら自分で見つけなさい♪」




本当にこの人、ヒカルくんの知り合いなんだろうか。。。






男の人はルームの窓から外を覗きこんだ。



「ここ絶景じゃん!!うわぁ~!海、きれぇ~い!!


 ゆーすけにも見せてやりたぁ~い!!」



「ゆうすけ?」



「星が丘学園の一ノ瀬悠介。」



「えー!?その人とも知り合いなの!?」




男の人はケロッとした顔でうなずいた。




「二人とは幼なじみだもん。」




すんごい話が膨らんでいるような…。





「うしっ、決めた!今度、皆でこの海に遊びに来よう。」



男の人は嬉しそうに窓を覗き込き、呟いた。



それはなんだか絵になるようだった。





って・・・



本当にこの人は何者なんだ。。。(-д-;)



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