Cry!Cry!Cry!



あの事件があってから3年になるまで


あたしは密かに部活中、ヒカルくんに話しかけた。


「はい!飲み物!」

「あっ、ありがとう。」


いつの間にかこのたわいのない会話が寂しく思えた。


またこんな会話しか出来ないんだぁって。


フリダシではなくマイナスに戻る。


それが耐えられない。




だから、最低限の会話だけしようとした。






でも、それにも耐えられなくなった。




話すのがつらい。




彼を見るのがつらい。



彼の事を考えるのがつらい。





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