Cry!Cry!Cry!
時期は動く
~Thihiro~
「鈴浦、部活を退部するらしいぜ。」
昼休み、あたしはいつもどおり
窓側の席で外を見ていた。
特になんもないけどする事がないから。
結局は今までと変わらない日々。
山崎はこちらへ歩いてきて
あたしの隣の席に座った。
「山崎パンって同じクラスだったっけ。」
「お前までパン付けるか!!?
言っておくが山崎パンのランチパックはなめんじゃねぇぞ。」
山崎はフンッと横を向く。
ランチパックの美味さと便利さには気づいていたが
山崎が同じクラスとは気付かなかった。
(というか興味がなかっただけか。)