Cry!Cry!Cry!
「何もかもが思い通りになってどうだぃ?」
山崎は探るような笑いをした。
「なにが?」
「とぼけんなよ。
何もなかったかのようにモデルも再開でき
イケメンと言われている男とも付き合う事が出来た。
それにお前を敬う人も増えてきたみたいだしな。
これ以上の幸せがないってくらいの思いはしてるだろ?
そんなやつがなんで昼休み
つまんなそうに外を見ている?」
ぜんぶ皮肉だ。
こいつは皮肉の塊でしかすぎない。
あたしはそっぽを向き頬杖を付いた。