Cry!Cry!Cry!
「恋ってよく分かんないね。」
「そうだね。」
あたしは小さく笑った。
「ねぇ…。」
あたしは二人に聞いてみることにした。
「二人の将来の夢ってなに?」
ポケッとした顔であたしを見る二人は
次にうーんと考え出した。
「ゆーみんってマジて唐突だよね。」
「えっあっごめんっ!」
「あたしはずっと吹部のOGでいたいな~。」
晴香は想像してるのか楽しそうにニッコリ笑う。
「まー、就職の事はおいといて、
ウチは今のOGやOBの先輩のように
卒業してもOGとして高校に行って後輩にいろいろ教えたいと思ってる。」
晴香は堂々と言い切る。