Cry!Cry!Cry!
この自分から会うのは叫ばないんだけどね。。。
でも、いざ話しかけると・・・
「どしたの?」
うん、分かると思うけど、会話は一言が精一杯です。
ヒカルくんはうつろな声で答えた。
「シンデレラ役の子が最近、練習に出なくて・・・・。」
「シンデレラ役の子・・・?」
あっ、声が裏返っちゃった。。。(。А。;)
ヒカルくんはそれに気付かずに話す。
「浅見千尋さんだよ。」
ふぇ・・・だれ・・・??
「不登校だった子。」
「あの元モデルの!?」
ヒカルくんの小さなうなずきで、
急に心がギシギシ鳴る。
ただでさえ…シンデレラ役の人にヤキモチ妬いてるのに・・・
要注意人物がシンデレラだったとは・・・
「あさみ・・・ちひろさん・・・?」
「うん。」
うしっ、名前は覚えた。
元モデルって…どういう子なんだろう・・・。
正体不明の相手が少し怖い。
でも、戦うから。
「うっしゃ~~!!!演劇祭盛り上がっていこぉ~!!!」
「鈴浦、静かにしなさい!!」
会長に怒られるアタシを見て、
ヒカルくんはクスッと笑った。
「元気がいいね、夕実さんは…♪」
「えっ・・・・あっ・・あははははははは(汗)
はぁ~↓↓(溜息)」
勝利の王子はどちらに微笑むのやら・・・