Cry!Cry!Cry!



「久しぶり。」


「うん、久しぶり。」



こんな温かいヒカルくんに会ったのは久しぶりだ。


ぬくもりが涙を誘う。




ずっとずっと待っていた。






「いつから?記憶戻ったの。」


「幸ちゃんに会いに行った帰り。」


「かなりビミョーなところじゃん。」



でも、本当のヒカルくんに会えて良かった。 




ヒカルくんは抱きつく腕を放して、浜辺に座った。



あたしもゆっくり隣に座った。




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