Cry!Cry!Cry!
いつまでも自分を甘やかしていられないから。
アメリカにも行かなきゃいけないし。
「でも、よく僕が途中から記憶が全部戻ったって分かったね。」
「分かるわよ。ずっと一緒に居たから。」
"さて"と南葉くんは立ち上がった。
「それじゃあ、夕実さんにやり直そうって言わないと。」
「土下座覚悟ね。」
「それは結構キツイなぁ~。」
そう言って、笑い飛ばした。
今更だけど、良いコンビだったと思う。
でも、カップルとは程遠い。