Cry!Cry!Cry!



いつまでも自分を甘やかしていられないから。


アメリカにも行かなきゃいけないし。



「でも、よく僕が途中から記憶が全部戻ったって分かったね。」


「分かるわよ。ずっと一緒に居たから。」



"さて"と南葉くんは立ち上がった。




「それじゃあ、夕実さんにやり直そうって言わないと。」



「土下座覚悟ね。」



「それは結構キツイなぁ~。」




そう言って、笑い飛ばした。




今更だけど、良いコンビだったと思う。


でも、カップルとは程遠い。




< 247 / 267 >

この作品をシェア

pagetop