Cry!Cry!Cry!






「夕実!!」



誰かに呼ばれたので振り向くと、


目の前に水色のドレスをドンっと見えた。





「これでバッチグーでしょっw(←死語」



水色のドレスを持った晴香がニコニコと笑っている。



そういえば、B組の衣装係の人が暇だからって、




もぅ一着ドレスを作ったんだっけ。




「はるかぁ~やるじゃぁ~んw」


「まぁね、ツケはちゃんと払ってもらうからねw」





そして、あたしは水色のドレスを着て舞台に出た。












劇も無事終わり、


晴香に言われて気づいたこと。





「ゆーみん、ナンちゃんが近くにいても叫ばなかったね。」



ありゃ?



もぅ平気になったのかな??



すると、肩を誰かにポンっと叩かれて振り向いたら、


「このあと打ち上げあるんだけど来れる??」


っと、無邪気に笑うヒカルくんが目の前に立っていて、


「キャーーーーーーッッ!!!ごめんなさいぃぃぃっ!!」


とまぁ、いつもどおり、あたしは逃げ去ってしまった。








そしてその後の部活。



「柊先輩!!運動会みたいに校庭中にワルツを放送していいですか??

 きっと落ち着いてヒカルくんと喋れると思います♪」



「ダメに決まってるだろっ、バカww」






演劇祭で起きた小さな魔法でした♪






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