Cry!Cry!Cry!
~Thihiro~
また電話が鳴る。
まったく・・・最近、電話が多い。
すると、ケータイから電話がかかってきた。
鈴木マネージャー。。。
「もしもし?」
『久しぶり~、元気かぁ?』
気さくな声で返すのはあたしのマネージャーの鈴木純造さん。
鈴木純造なんて、名前からして彼に合ってない。
会って名刺を渡された時、すぐに偽名だと分かった。
まぁ、本人が何も言わないから、どうでもいいんだけど。
鈴木さんは黒縁メガネの天パで、
いつもアハハと笑っているイメージがある。
「元気です。」
『その言い方だと学校では上手くいってないみたいだなぁ。』
あたしの言動や行動で何を考えているのか分かる、
ある意味、親みたいな存在の人。
あたしが活動停止してから、なんの仕事をしてるのか謎だけど。
『演劇祭、シンデレラに選ばれたのに学校に行かなかったらしいなぁ。』
「なんでその事を・・・」
『まぁまぁいいからwっで、話があるんだけど・・・。』
鈴木さんは少し間を空けてから言った。
『モデル活動復帰しない?』
・・・・。