Cry!Cry!Cry!
『どうせ学校に行かないんだったらさぁ、
またモデルとして活動していこうよ。』
「あたしはもぅモデルになる気はありません。」
自分なりにきっぱり言ったつもりだけど、
電話の向こうではヘラヘラ笑う鈴木さんの声が聞こえる。
『だったら学校行こうよぉ~。w』
電話の向こうから電車の音が聞こえた。
「鈴木さん、今度は何の仕事に就いてるんですか?」
『えっ?あー、派遣社員ってところかな?wアハハww』
派遣って・・・いつ首切られてもおかしくないものなのに
なんでこの人はヘラヘラと笑っていられるんだろう。。。
『まぁ、そういうことだから、
どうせ家に居たって暇でしょ?
俺も派遣なんて仕事、俺には似合わねぇんだよ。
だから、モデル再開するか、
学校に行くかどっちか決めて♪w
せっかくの人生楽しもうよ♪』
・・・・・。
「鈴木さん、お酒入ってるんですか?」
『へっ?お酒??』
「いえ、なんでもないです。では、失礼します。」
そう言って、あたしは電話を切った。
モデル再開するか・・・
学校に行くか・・・
トゥルルルルルルルルル
トゥルルルルルルルルルル
家のほうの電話はまだ泣き声をあげている。