white memory
2
「これ、渡しとくね。」
そう言って、あなたは手を差し出した。
何のことかわからずにきょとんとしてる私を見て、軽く顎をさわるあなた。
それ、困ったときのクセだよね。
あなたは気づいてないかもしれないけど。私はもう覚えちゃったよ。
そんなこと考えてたら、自然と笑みがこぼれた。
「なに、それ?」
ちょっと首を傾げて受け取ったのは、銀色の鍵。
「いつでも来ていいからね。」
ここで“わかってる”なんて言ったら、かわいくないんだろうな、きっと。
「うん、ありがと。」
にっこり笑って応えた。
そう言って、あなたは手を差し出した。
何のことかわからずにきょとんとしてる私を見て、軽く顎をさわるあなた。
それ、困ったときのクセだよね。
あなたは気づいてないかもしれないけど。私はもう覚えちゃったよ。
そんなこと考えてたら、自然と笑みがこぼれた。
「なに、それ?」
ちょっと首を傾げて受け取ったのは、銀色の鍵。
「いつでも来ていいからね。」
ここで“わかってる”なんて言ったら、かわいくないんだろうな、きっと。
「うん、ありがと。」
にっこり笑って応えた。