LAST LOVE

「・・・わかった。行ってくるよ、愛のとこ」

智也は立ち上がりそういった。

「いってらっしゃい」

「またさ・・・歌聞かせてくれよ」

「いいですよ」

「あのさ、俺がこんなこという権利ないと思うけど・・・弘也君はさ、美夜といれて幸せだったとおもうよ」

「・・・え?」

「それだけ。じゃーな?」

“ヒラッ”

「何か落ちましたよ?」

写真?

そこには満面の笑みの智也先輩とだれか知らない女の人。

「あっ!・・・かわいいだろ?隣にいんのが愛」

優しそうに笑った。
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