迷…命…明…
アタシのスピードに合わせて車はゆっくりと動く。

なんでアタシ?諦めろよ!内心思ったが口には出さない。
こういうのはほっとくのが一番だ

「ねえーねぇー」

こいつはほっといても無駄らしい。

「うざいよ!アタシは今一人になりたいの!ほっといて!」

怒って言うアタシに、男は何故か笑っている。

「分かった。じゃ携帯おしえて」


早く解放されたかったアタシは番号を教えて足早にその場を去った。
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