迷…命…明…
さぁ。どうしようか

学校に行くかシュウと会うか……


2時間後。
仮面を被ったアタシは待ち合わせ場所にいた

学校行っても気疲れするだけだし、実際シュウが言ったように授業なんて聞いてないしさ。

暇潰しだと思ってシュウと会う事にした


シュウは車の中から手を振ると車のドアを開けた

「来ると思ってた」
そう言ってまた笑っている
車に乗り込んだアタシは、一言も話さず外を見ていた

「ねぇ、名前教えてくんない?」

「………」

「名前知らないと不便じゃん?君とか、貴方とか呼ぶのも変だしさ」


「………」


「無視しないでよー」

猫撫で声でシュウはアタシにくっついてきた
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