迷…命…明…
久々の実家。
3ヶ月ぶりだろうか…




アタシは靴を脱ぎ、リビングに向かう。



空き缶だらけの中に母がいた

テーブルに突っ伏している寝てるのだろうか?



「お母さん?」



「………」



アタシは母の肩を強く揺すった



「ア…コ…?」



「うん」




「来てくれたんだ」



「うん…腕見せて」



アタシは、来る途中に買ってきた、消毒液と脱脂綿と包帯を鞄から取り出した



「ごめんね…」


「いいから早く見せて」



母の手首に消毒液を付け、止血のため、脱脂綿で傷口を押さえた




母はアル中のうえ、リストカッターだ。
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