迷…命…明…
アタシの怒鳴り声にやっとシュウは反応した

「ね?無視されたらムカつくでしょ?」

勝ち誇った様に言って笑った

「心配しなくていいよ。こんな朝っぱらからホテル連れ込もうなんて思ってないから」

「………」

「あれ?また無視ですか?」

人の事馬鹿にしたようなその口調が腹立たしい

「じゃ、何処行くの?」
やっと口を開いたアタシにシュウは、考え込むように眉間にシワを寄せて

「うーん…何処だろ。俺もわかんねー」

そう言ってはにかんだ。
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